R&D紹介研究1室
“環境にやさしい緑色化学素材開発を通じた
食品や産業分野における先導的役割をします。”
研究領域
- 機能性乳化乳脂1)および開発・応用
- グリーンケミストリー(green chemistry)素材2)開発
- エコ可塑剤3)開発・応用
- 化粧品の乳化剤開発
研究開発分野
- 食品素材O/WおよびW/Oエマルジョン素材
- グリーンケミストリー素材帯電防止剤、防曇剤、硫敵制、滑剤
- エコ可塑剤ガム用の可塑剤、PVC可塑剤
- 化粧品用乳化剤
- 1)機能性乳化乳脂
- 食品の機能は過去には物理化学的機能という意味で主に使いましたが、現在は生理化学的機能という意味で普遍化しています。 すなわち機能性食品あるいは健康機能食品は人の病気を予防したり進行を遅らせることによってからだの健康を増進させる機能をする食品成分または、成分を含む食品をいいます。 機能性物質ではDHA,EPA、オクタコサノール、トコフェロール、マスティックゴムその他食品素材のナノ造成物があります。 このような機能を持つ原料や成分を直接摂取することは難しいので、このような機能性原料を乳化という技術を利用して植物油脂と混合して便利に食品製造に適用して摂取出来るように作った硫化物を機能性油脂といいます。 さらにエマルジョンのナノ化技術を応用して多様な機能性食品素材および健康機能食品を植物性油脂での分散安全性を高めることによって食品産業全般にわたって応用が可能です。
- 2)グリーンケミストリー(green chemistry)素材
- 人間の生活に必要なのはエネルギーと物質であり、物質は化学を通じて作られる。 エネルギーも、化学的過程を経るか、化学的に作られた材料を利用した装置を使用して得られる。 したがって、当社では緑色化学素材開発のために化学反応や工程だけでなく生産製品も、エコ的に生産しようとする目標を実現するためFDA登録された安定性が確保されたさまざまな食品素材をはじめ植物性油脂抽出物を応用したエコ的で生分解性ケミカル素材開発を通じて石油化学産業をはじめ多様な産業分野での幅広い適用が可能です。
- 3) エコ可塑剤
- 可塑剤はエステル化反応を通じて得られる有機系エステル化合物にレザー、sheet、PVCフィルム、電線など熱可塑性プラスチックに添加され、高温成型加工を容易にして、柔軟性、耐熱性、耐寒性および電気的特性などを強化するのに使用します。 現在産業全般に渡って使用される可塑剤はほとんどフタル酸系(DOA、DINP、DBPなど)可塑剤やアジピン酸系(DINA、DOAなど)です。しかしフタル酸系可塑剤は効果はいいが肝臓や腎臓障害、生殖器型を誘発する内分泌系障害物質であることが確認され、世界的に使用規制が拡大されている傾向です。 一方当社で製造されるECOCIZERは植物性油脂を利用した製品で、フタル酸系と類似した効果を示すだけでなくエコ的にデザインされた製品で、乳児用品をはじめ、歯ブラシ、厨房用品、壁紙、床材など産業戦分野にわたって安全に適用できる製品です。 FDAに登録された植物性油脂ベースの環境にやさしい可塑剤開発にガム、マーガリンなどの食品分野をはじめ、床材、PVC wrapなどに適用されているフタレート可塑剤の代替適用が可能です。